鈴木 りえこ

定価: ¥ 714
販売価格: ¥ 714
人気ランキング: 69169位
おすすめ度:

発売日: 2000-07
発売元: 集英社
発送可能時期: 通常24時間以内に発送
超少子化―危機に立つ日本社会 (集英社新書)をご紹介します。
もうすでに多くの方が読まれていると思いますが・・・
私もひとに薦められたのですが、いやぁびっくりしました。
読むほどに驚きの連続です。こういう世界があったのですね。
ひとつの気付きだと思うのですね。良く言われるところのブリンクでしたっけ?あれです。
超少子化―危機に立つ日本社会 (集英社新書)の読後はこれまでのあなたの世界観を一変してくれることとおもいます。
超少子化―危機に立つ日本社会 (集英社新書)に対する他の読者の評価も是非参考にしてください。
“最後の劇薬”もあるし、それに頼らなくても少子化の流れに任せるべき
少子化の問題は、すでに日本の進路に甚大な影響を及ぼしつつあることは否定できないが、先進国はだいたいどこも少子化傾向の道をたどる以上、むしろ”自然現象”の側面が強く、少子化そのものが深刻な問題というよりも、それに対応できない点がむしろ大きな問題である。人口が減れば、国力は当然落ちるが、これまでの日本の国力が国際諸国の中で大きく突出していた“異常な”状況だったので、人口が半分の6千万程度になり、非常に多方面における質の転換が上手に行われれば、逆に快適な日本へと脱皮できる可能性もある。
本書は、そうした関心をもって購入してみたが、内容は雑誌記事の満載のようなものに幾らか研究の格好をつけただけであり、掲載されている種々の意見も政府の代弁者のようなものばかりであった。少子化問題に政府は巨額の予算を注いでいるようであるが、そんなものは大部分やめて、妊婦を最大限厚遇するという、絶対に必要な個所に集中的にお金を注ぐべきではないだろうか? 妊婦をたらい回しにする国が少子化を真剣に議論できるだろうか?男女共同参画とか少子化という分野は残念ながら、役人およびその賛同者が気負えば気負うほど白々しいものとなる。それに日本は他の先進国諸国と違い、政治レベルで人口激増の“最後の劇薬”がある:中国やシベリアからの十数回に及ぶ百万人単位での移民である。日中・日露友好がさらに進めば、この案も現実味を少しは帯びてくるだろう。この劇薬に頼らなくとも、少子化に伴う諸問題の打開の道はいろいろあるはずだが、肝心なことは流れに逆らうよりも、流れに従い、最適な方法で日本自身がスリム化することである。
少子化の解決策がなぜ愛国教育なのか
日本に根強く残る性別役割分業思想や、女性に出産か労働かの事実上の二択を迫る企業社会の欠陥を鋭く突き、高福祉型社会への転換を図ることを目指すことを説く好書……であったはずなのに、ラスト10ページで愛国心の欠如を是正し、学校教育で愛国教育を復活させることこそが少子化の解決策であるなどという珍説をぶち上げてしまったがために、せっかくの精緻な分析が台無しになってしまった。第三号被保険者制度、配偶者控除などの税制上優遇措置の撤廃を直ちに行えとの主張は、企業側が女性の(無論男性も)労働環境の改善に一顧だにしない現状においては少子化をさらに加速するだけの暴論としか言いようがない。
結局はこの本はこの本が本来否定していたはずの精神論による少子化対策(これまでの全ての少子化対策)を繰り返すだけの効果に終わりそうである。腰砕けの星2つ。
意識の変化と社会の変化
出生率の低下はまだ大きな問題を生んではいない。子供が大人に成るまでには長い時間がかかるからかもしれない。それだけに問題が起きてからでは解決するのに長い時間がかかってしまう。本書は少子化の原因をいろいろな側面からとらえている。特に女性の社会進出や意識変化を要因に挙げている。ほんの少しの男女の意識の違いが少子化の大きな要因となっているところが興味深い。著者は女性であるが、本書を読むと少子化はどちらかといえば女性の方に原因があるようだ。本書の中に女性は日本最後の資産という言葉が出てくるように女性に対する社会環境をもっと考え取り組まなければいけないと思った。
