テレニン晃子

定価: ¥ 1,365
販売価格: ¥ 1,365
人気ランキング: 111349位
おすすめ度:

発売日: 2007-10-01
発売元: 書肆侃侃房
発送可能時期: 通常24時間以内に発送
ゆりちかへ―ママからの伝言はお薦めの一冊です。
この世界を極めたいと思うなら是非、一読をお薦めします。
読むほどにこの世界に対する新しい理解が得られること請け合いです。まぁ、私がお薦めする理由もそこにあるのですけど・・・
難しく考えることなく気軽に読めて、それでいて読後のあなたの役に立つこと請け合いです。
レビューを拝見しても総じて評価の高い一冊のようです。あなたの理解を深めるためにも是非とも一読をお薦めするものです。
ゆりちかへ…強い力を感じる一冊
「自分が同じ立場になったとき、これほどしっかり語れるだろうか」
筆を執ることが困難になった筆者の代わりに、彼女が録音した音声を文字起こしする作業を手伝った。
2本のテープの中の筆者は、冷静で気丈な母としての言葉を、本を読むだろう未来の娘に確実に伝わるように、まるで文章のように考えながら語っている。
同じ立場になったとき、おそらく僕にはできそうにない。きっと病気がもたらす痛みや不快感に圧倒されて、文字となるような言葉を充分には語れないだろう。2本のテープを聞きながら感心していた。
でも、ある日の再生を始めた時、無言のすすり泣きから始まった。文字起こしするのをやめた。
すすりなきが数分間続いた。その後の言葉は「死にたくない。ずっと生きていたい。死にたくない」。泣き声交じりの告白だった。「家族とともにずっと過ごしていたい」。
文字起こしができなくなった。夜の病室で一人で録音機に向かっていた彼女の孤独と恐怖は、彼女以外の誰にも分からない。分からないけれども、集中して聞いていた僕には、それが伝わってきて、「コレハ、シゴトダ!」自分に言い聞かせなければ、それ以上の文字起こしができなくなった。「コレハ、シゴトダ!」言い聞かせて作業を続ける。涙が流れて止まらなくなった。
何度もテープを巻き戻し、避けて、最も聞きたくない部分を、どんな言葉も聞き漏らさないように、何度も何度も聞いた。本になった今、あの部分を読むと、自分の中に恐怖と孤独とが再生される。
彼女は今も病床にいる。家族との時間を考えながら、日々を生きる。
わが子のために書いた本だが、その目的とは違う読み方ができる。彼女は、病床から自力で離れられない。しかし「人に伝えたい」という意志が周囲を動かし完成したのがこの一冊だ。強い意思が本にこもり、読む人が力を得られる不思議な本でもある。
命の重さ
女性として、母としての細やかなメッセージが、温かくゆりあちゃんを包んでいる様に
思います。
そして、愛する夫、娘への思い…。彼女の切ない思いがひしひしと伝わります。
命を削って綴った闘病記…。
一日一日を精一杯生きている彼女の姿は、私たちに「命の重さ」を教えてくれます。
何気なく過ぎる毎日の大切さ、気づかされる一冊です。
日々を大切に過ごしたい。
命の期限を知ったとき、私ならどう生きられるだろう。
そんなことを考えながら読み進んだ。
優しい、優しい語り口調、余すとこなく詰め込まれた愛情。
生きていくために大切なことがこの一冊には詰まっている。
今日を大切に、生きていきたい。そう思わせてくれた一冊。
なかなかうまく生きられない、不器用な生き方しかできない、
そんな人にほど読んでもらいたいと思う。
自分を見つめなおす、大切な機会を与えてくれる本だから。
